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広島抗争資料室〜アウトロー列伝
『仁義なき戦い』関連書籍
仁義なき戦い―美能幸三の手記より (死闘篇) 『仁義なき戦い 死闘篇』
出版社/著者からの内容紹介
昭和38年4月17日深夜、一発の銃声が敵対する山村組と打越会による“広島ヤクザ戦争”の引き金となった…。その渦中にあった美能組元組長の美能幸三の手記をもとに構成した迫真のドキュメント!

とにかく、これを読まんことにゃ始まらんわ。美能の初代が網走・札幌での服役中に綴った手記を、飯干晃一氏が再構成・脚色して世に出した本じゃけん。終戦後の呉裏社会の様子がリアルに描かれとるで。一連の『仁義…』シリーズの入門書じゃの。
仁義なき戦い―美能幸三の手記より (決戦篇)
『仁義なき戦い 決戦篇』
「死闘篇」の続き。神戸・山口組との関わりから、呉・山村組の広島進出、打越会と山口組との結縁、山村組と本多会との結縁と続き、そして一気に代理戦争に突入じゃ。本の記述は昭和45年10月の美能初代組長の引退まで。第3次抗争への暗雲を漂わせながら終わっとる。
「仁義なき戦い」調査・取材録集成 『「仁義なき戦い」調査・取材録集成』
内容(「MARC」データベースより)
「仁義なき戦い」終結宣言! 戦後ヤクザ抗争事件史上最大の「広島抗争」は、いかにしてダイナミズム溢れるドラマとなったのか? 映画脚本家・笠原和夫が「仁義なき戦い」4部作執筆にあたって作成した資料・取材録を集成。
これは掛け値なしにスゴい。映画で「いくらなんでも、こりゃ誇張じゃろう」と思っとったことが事実として存在したことに、まず唖然。そんな裏話が満載されとることに呆然よ。いかに笠原氏が綿密に取材したかが、ようわかる。
じゃけど、整然とストーリー化されとるわけじゃないけん、この本だけ読んだんじゃ理解できん部分が多いかも。他の本と併せて読まんにゃいけんじゃろう。
訓録「仁義なき戦い」 人生で必要なことはすべて「仁義」に学んだ 『訓録「仁義なき戦い」人生で必要なことはすべて「仁義」に学んだ』
内容(「BOOK」データベースより)
個人は組織に圧殺されず、いかに凌いでいったらいいのか?そのノウハウと知恵のすべては『仁義』のなかにあった。『三国志』に匹敵する実録古典として『仁義なき戦い』をあらゆる角度から大研究.。

ひとことで言うたら、人生訓の詰まった実用書かの。『仁義…』の素材をビジネスの場面に生かせるよう、ユーモアを交えてうまいこと編集しとる。ただ、呉・広島の土地をベースにした記述はほとんどないけん、実際に地元で何があったんかということを知りたい人には向かんと思う。まあ、amazonでは5つ星じゃけん、一読の価値はあろう。
実録「仁義なき戦い」・戦場の主役たち―これは映画ではない! 『実録「仁義なき戦い」戦場の主役たち−これは映画ではない!』
手っ取り早く広島25年抗争の全貌を把握したいんなら、この1冊じゃのう。年表あり、勢力関係図あり、登場人物の詳しい経歴ありの至れり尽くせりじゃ。秘蔵写真も一挙に大公開。サブタイトルにもあるように「これは映画ではない!」
実録「仁義なき戦い」外伝―血の抗争の鎮魂歌 『実録「仁義なき戦い」外伝−血の抗争の鎮魂歌』
内容(「MARC」データベースより)
今なお多くの人々の関心を惹きつけてやまない「仁義なき戦い」=広島二十五年抗争を、抗争の主役たちの新証言、新たに明らかになった数々の事実で再検証を試みる。映画「仁義なき戦い」全五作もあますところなく解説。

「戦場の主役たち」の続編的な一冊。信じ難いことじゃけど、拘置所内で堂々と撮影された写真が掲載され、当時の様子が生々しく伝わってくる。佐々木哲彦射殺の実行犯・三宅譲氏関係のショットが多い。これも秘蔵写真と言えるじゃろう。小原一家・故門広総長語る裏話は必読。
仁義なき戦い 浪漫アルバム 『「仁義なき戦い」浪漫アルバム』
内容(「MARC」データベースより)
男の心に常に「仁義」あり。東映不朽の名作「仁義なき戦い」シリーズをあらゆる角度から総チェック。全作品徹底解説をはじめ、キャスティング名鑑、スタッフインタビューなどを収めた待望のファンブック。
これもamazon5つ星。エンターテイメントとしての読み物じゃのう。
『仁義なき戦い』をつくった男たち―深作欣二と笠原和夫 『「仁義なき戦い」をつくった男たち−深作欣二と笠原和夫』
内容(「MARC」データベースより)
大ヒットした伝説のヤクザ映画「仁義なき戦い」。その魅力と制作に関わった人たちの秘めた思いを考察。今は亡き2人の映画人が残したメッセージを読み解く。2003年5月NHK教育テレビ放送の番組を単行本化。
NHKしかも教育テレビで取り上げられたとは知らんかった。大したもんじゃわい。
映画『仁義なき戦い』5部作 DVD
仁義なき戦い 『仁義なき戦い 第1部』
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
1973年1月に公開された、現代ヤクザ映画の原点ともいえる『仁義なき戦い』のシリーズ第1作目。壮絶な縄張り争いや陰惨な内部抗争、非情で冷酷なヤクザ世界の実態を、『バトル・ロワイアル』が社会問題にもなった深作欣二監督がリアルに描いている。
終戦直後、荒廃した呉の街、闇市での乱闘シーンから始まるシリーズ第1作。当然、主人公・広能昌三(美能幸三)の視点が中心じゃけん、呉の旧市内が主な舞台になるわけじゃが、実際は「広島の喧嘩は呉から始まり、呉の喧嘩は阿賀から始まる」と言われたように、阿賀に原点があるんよの。まあ、能書きはどうでもええけん、まずはこれを視てくれい。
仁義なき戦い 広島死闘篇 『仁義なき戦い 広島死闘篇』
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
最も多くの死者が出た、1952年から53年にかけて行われた広島ヤクザの血塗ろの抗争事件を実録したシリーズの第2弾。前作を上まわる迫力の描写により、拳銃が乱射されダイナマイトが爆発する暴力の街・広島を克明に映し出している。
タイトルのとおり、主戦場は広島市内に移る。主人公は広島極道の間じゃ、伝説あるいは神話とまで言われとる山中正治(山上光治)。映画の中で、山中正治と広能昌三は付き合いがあったように描かれとるが、実際には山上と美能の親分との間には接触はなかったらしい。ラストの山中の自決シーンはぶち暗い。
仁義なき戦い 代理戦争 『仁義なき戦い 代理戦争』
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
現実のヤクザ世界の全貌をあばく、深作欣二監督のシリーズ第3弾。ヤクザ組織の抗争の裏に隠された、欲望や背信、復讐が渦巻く壮絶な戦いを主演の菅原文太はじめ、小林旭、山城新伍、成田三樹男、丹波哲郎ら日本を代表する役者陣が演じている。

ここから大いに盛り上がってくるで。まずはヘタレ打本昇の登場。あの弱腰と節操の無さ、ええ味出しとる。で、何と言うても日活の大スター・小林旭演じる武田明(服部武)じゃろう。御祝儀役だけに、実際の服部より美化された部分はあるじゃろうけど、シブい。役者も揃ったところで、呉・広島を巻き込む大抗争に突入じゃ!「こうなったら五寸じゃけん、山守先頭に呉へ来い。やりゃげちゃる!」
仁義なき戦い 頂上作戦 『仁義なき戦い 頂上作戦』
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
広域暴力団・美能組元組長・美能幸三の手記を元に、ノンフィクションライター・飯千晃一が執筆した原作を、深作欣二監督が映画化したシリーズの第4弾。一般市民をも巻き込むほどに拡大した抗争に対し、警察やマスコミに暴力団撲滅の気運が高まる。
いよいよクライマックス。相も変わらず弱腰の打本を尻目に抗争は激化の一途。きらめく白刃、乱れ飛ぶ銃弾、炸裂するダイナマイト。その一方で、打本「2000万ぐらい融通してくれいや」 武田「ケンカ相手にカネ貸すバカがどこおるか。このボケ!」 上の書評じゃ「広域暴力団・美能組」になっとるけど、美能さんとこの地盤は呉じゃけん、「広域」じゃないよのう。
仁義なき戦い 完結篇 『仁義なき戦い 完結篇』
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
血生臭く壮絶な広島ヤクザの抗争を描いてきたシリーズが、ついに完結となる。服役していた組長や幹部連の出所をきっかけに、再び巻き起こる拳銃乱射や組長射殺などの流血暴力事件。1969年から5ヵ月間に渡り行われた第三次抗争を、深作欣二監督が描く。
ついにシリーズ完結じゃ。この完結篇で、第1作からの古顔・槇原政吉(樋上実)や第3作以来の江田省一(原田昭三)が非情の銃弾に斃れ、天政会(共政会)三代目会長を松村保(山田久)が襲名して、25年抗争に終止符が打たれるわけよ。それにしても、上の書評で「1969年から5ヵ月間」とあるのは何かのう。第3次抗争の始まりを1969(昭和44)年とするのはええが、山田の三代目襲名は1970(昭和45)年11月、共政会と侠道会の手打ちは1972(昭和47)年5月じゃけん、どこにも5ヵ月なんか出てこんじゃないか。おう?
『最後の博徒』関連書籍
最後の博徒―波谷守之の半生 『最後の博徒−波谷守之の半生』
内容(「BOOK」データベースより)
“広島ヤクザ戦争”の立役者のひとりであり、“伝説のやくざボンノ”が最も信頼を寄せた博徒・波谷守之。「北陸代理戦争」(東映映画)のモデルとなった川内組組長殺人事件で殺人教唆の罪に問われた男は、冤罪を晴らすため最高裁まで闘っていく。無実を信じ検察の偽証を見抜いた著者が、疾風怒濤の戦後任侠界を生きた伝説の男を描く不朽の名作。
上の書評にもあるように、冤罪闘争の渦中にあった呉市阿賀出身の波谷守之組長が、最高裁への上告趣意書に代わるものとして綴った手記を、正延哲士氏が再構成・脚色したもの。波谷組長と美能の初代とは、大西政寛を通して知り合い、ずっと兄弟付き合いをしとったんじゃ。
続・最後の博徒―波谷守之外伝 『続・最後の博徒ー波谷守之外伝』
内容(「BOOK」データベースより)
殺人教唆の罪に問われた“広島ヤクザ戦争”の立て役者のひとり波谷守之は最高裁まで闘い、無罪を勝ち獲った。獄中にありながらも他人を救うべく手を回すなど侠気を見せ続け、古風なヤクザ美学を頑なに通した伝説の博徒の生き様とは?波谷の無実を信じ、検察の偽証を見抜いた著者が描く、無罪判決に大きな影響を与えた不朽の名作、完結編。
「最後の博徒」続篇。前編では語られんかったエピソードも盛り込まれ、任侠道の体現者のごとき、波谷守之組長の凄絶な生き様が胸に迫る。16歳のとき、単身で敵対する山村組に殴り込みをかけ、そこで放った台詞は未だに語り草になっとる。「あんたら、わしを撃つなら撃ちないよ。その代わりわしも一発だけは撃たしてもらうで」
波谷守之―“最後の博徒”への鎮魂歌 『波谷守之−“最後の博徒”への鎮魂歌』
内容(「MARC」データベースより)
驚異的な精神力で幾多の死線をくぐり抜けて生きた、希代の博徒・波谷守之。その波乱万丈の生涯を、衝撃の死で閉じるまでを余すところなく描く。身を削って時代を駆け抜けた、侠の壮絶な最期。
波谷組長が冤罪闘争に勝利して娑婆に戻ってからの話。山波戦争(山口組との抗争)時、尾道侠道会の幹部・池澤望氏と森田健介氏が自ら身体を張って、叔父貴分(波谷組長)のボディーガードを務めとったとは知らんかった。ホンマに山陽道筋にはスゴい男たちが多いわい。
映画『最後の博徒』 DVD
最後の博徒 『最後の博徒』
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
正延哲士原作によるドキュメンタリー小説を、巨匠・山下耕作監督が松方弘樹を主演に迎えて映画化した任侠巨編。既に呉の素人賭場に出入りしていた、天性の鋭い勘を持った少年・荒谷政之は15歳で石岡組の子分となり博徒としての行儀作法を学んでいく。
実際の波谷組長は、最初に広島きっての侠客・渡辺長次郎親分のもとに預けられたんよの。痩身で俊敏な人じゃったらしいけん、松方弘樹とは雰囲気がちょっと違う。松方の演技は濃い過ぎてあんまり好きじゃないが、それより許せんのが大松義寛(大西政寛)役。なんで江夏豊なんじゃ? 似ても似つかんじゃないか。結局、主演を松方にしたけん、兄貴分としてそれより貫禄のありそうな風貌の役者にせんにゃならんかったんじゃろうけど。
その他書籍
広島ヤクザ伝―「悪魔のキューピー」大西政寛と「殺人鬼」山上光治の生涯 『広島ヤクザ伝−「悪魔のキューピー」大西政寛と「殺人鬼」山上光治の生涯』
出版社/著者からの内容紹介
戦後の暗闇を血飛沫を上げながら駆け抜けた広島のヤクザ、「悪魔のキューピー」大西政寛と「殺人鬼」山上光治の生き様に迫った血塗れのドキュメント。“仁義なき戦い”はこうして始まった!
伝説や神話とまで言われた二人の広島極道の生涯を詳しく取り上げとる。激しくもはかなく、切ないのう。
血染めの黙示録―もう一つの『仁義なき戦い』 『血染めの黙示録−もう一つの「仁義なき戦い」』
内容(「MARC」データベースより)
昭和25年1月18日、大西政寛射殺。本当の悲劇はここから始まった。新証言で明らかになった「悪魔のキューピー」射殺の真実。『実話時代』連載「「仁義なき闘い」外伝「悪魔のキューピー」」を加筆修正。
「仁義なき戦い」をヤクザ関係者の家族の視点から描いた異色作。「ヤクザ本人が太く短く生きるのは勝手だが、それなら家族を作るな」 という訴えは胸に迫るわい。

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